「あしたっていまさッ!」(ポコ)
と、いうわけで「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」行って来ました。
早速のレビューです。
さて、この原画展、ジョジョ展と銘打っていますが、荒木飛呂彦のデビュー作、魔少年ビーティーからの原画が展示されている。
荒木先生の美しいカラー原画を生で見れる、またとないチャンス。
個人的にはもっと白黒の原稿も見たかったのだが、カラー原稿が中心である。
展示は、前述の魔少年ビーティーやバオー来訪者のあと、ジョジョの第1部から順番通りに楽しめるようになっている。
まず、第1話のカラー原稿から。
その原稿を見て、まずはホッとした。
なぜかというと、アメトーーク「ジョジョの奇妙な芸人・第2部」感想でも書いたが、「ジョジョの奇妙な冒険」は今年で25周年。
漫画は長期連載になると、原稿の散逸という事態が起こりうるわけで、とりあえずそういったことは大丈夫なんだろうな、と。
驚いたのは、コミックの表紙などのイラストが思ったより小さなサイズで描かれていたこと。
漫画の原稿なら、サイズは決まっているので驚かないが、表紙などのイラストはサイズは自由なはず。
その描き込みから、これくらいのサイズで描いて縮小していると僕が想定しているよりも実際の原画は小さかった。
あ、この大きさでこの密度で描き込んでいるんだ、と大変参考になった。
僕としては、イラストのタッチなんかは画集なんかで、穴が開くほど見ているので、興味の中心は、どの部分が何の画材で描かれているか。
なので、原稿表面の光沢の差が見たい(光沢の差で使用されている画材の違いが分かる)
よって、ひとり奇妙な体勢で原画を覗きこんでいた(笑)

奇妙な体勢で原画を見るオレ
背景が均一な色の場合、塗りではなく、カラートーンが貼ってあったのに驚いた。
その他にも、あ、これはこうやって描いてたんだ、と発見があって楽しかった。
途中途中に、立体のプロップで、石仮面やら、弓と矢やらが置いてあるわけだが、そこに岸辺露伴の作業机というのがあって、どうせなら荒木飛呂彦の作業机が見たいんだけど、と思ったら、後半にあった(嬉)
あ、おそらく、仙台だからだと思うのだが、「S市杜王町」を舞台にしている第4部の展示は最後に回してある。
(第3部の展示から第5部の展示になったので、あれ?第4部は?と思った。)
後半は、けっこう知らないイラストがあって、また新しい原画集出せるくらいなんじゃないかな、と思った。
注意点としては、グッズの物販が別会場なのですが、ごま蜜団子だけは会場のメディアテークでしか買えないこと。
「なんだこれッ!? ンマイなぁぁぁーーーッ」体験をしたい方はお忘れなくッ!