
“ウォーキングはアイデアがまとまる”
“体にも良い”

早速アイデアが来た!

リラックニ

良いアイデアでなかったので、もう一周してきます。
僕は、よくウォーキングする。
もともとは運動不足解消が目的だったが、その他にも良いことがあった。
それはウォーキング中にアイデアがまとまること。
アイデアというものはどこからやってくるのか?
たまに、「アイデアが降ってきた」という表現に出会うことがある。
この表現から、アイデアというのは、その辺に漂っていて、能力のある限られた人間が、それをキャッチできるように思えるかもしれない。
イタコに霊が降りてくるような。
インスピレーションという言葉に、霊感の意味が含まれているのも、その辺が理由かもしれない。
しかし「アイデアが降ってきた」というのは本当なのか?
僕は「アイデアが降ってきた」というのは、アイデアが生まれる瞬間を体感的に表現したものだと思う。
実際、アイデアが生まれる瞬間は、そんな感覚になるからである。
突然、自分の中に、素晴らしいアイデアが、それこそどこかから降ってきたような感じに現れる。
しかし、そのアイデアを分析してみると、それらのアイデアは、全てもともと自分の中にあった物であることに気付くことがほとんどである。
つまり、アイデアは天から降ってきたのではなく、自分の中にあるパズルのピースが組み合わさった、と言える。
ただ、それが組み合わさる瞬間は、ほぼ自分がアイデアを出そうと努力している時間ではない。
それが、ウォーキングだったり、お風呂だったり、人によってはトイレだったりという具合である。
実のところ、アイデアに関する結論は、もう出ている。
それが、ジェームス W.ヤング 「アイデアのつくり方」
[amazonjs asin=”4484881047″ locale=”JP” title=”アイデアのつくり方”]
この本を読んだ時は、そう言われれば、確かに全てその通りだ、と思った。
自分でも何となく分かっていたことが、きちんと明文化されていて、もやもやしていた部分の霧が晴れるような爽快さがあった。
いわゆる、アイデアの正体、アイデアの出し方、というものが、理論的に説明されている。
結局、アイデアの正体とは何かというと「既存のアイデアの組み合わせ」とのこと。
とても薄い本で、それでもまだ本にするのにページが足りなかったのか、訳者の意見を足して倍くらいのボリュームにしてあるのだが、その部分さえ要らないくらいシンプルな本である。
真理というのはシンプルなものなのだ。
関連ネタ