映画「ドクター・ストレンジ」感想(ネタバレなし)

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■マトリックス以降、もっとも革新的な映像


●映画「ドクター・ストレンジ(Doctor Strange)」とは

マーベル・コミックを原作とする、アメコミ・ヒーロー映画。

「アベンジャーズ」を中心とする、マーベル・シネマティック・ユニバース作品であり、14作目にあたる。


●映画「ドクター・ストレンジ」序盤のあらすじ

ドクター・スティーブン・ストレンジは、難易度の高い手術を成功させてきた天才外科医。

傲慢な性格が欠点だが、その腕は確か。

ある日、彼は学会に向かう山道で交通事故を起こし、両手に深い傷を追う。

その傷を治し、外科医として復帰しようとするスティーブンだが、有効な治療法は見つからない。

しかし、スティーブンはある日、下半身不随の男が歩けるようになったという噂を聞き付ける…。


●感想

昨年、ネットでその予告編を目にした時から、日本での公開を心待ちにしていた「ドクター・ストレンジ」。

ようやく日本での公開となったので、早速観てきた。

「ドクター・ストレンジ」は、マーベル・シネマティック・ユニバースの作品であり、作品中で語られるように「アベンジャーズ」と地続きの世界観である。

そのため、ドクター・ストレンジは、今後、アベンジャーズに参戦することが予想される。

つまり、映画「ドクター・ストレンジ」は、新たなヒーロー誕生の物語で、序章にすぎない。


個人的に、映画「ドクター・ストレンジ」は、マーベル・シネマティック・ユニバースの作品の中では一推し。

アベンジャーズやマーベル・シネマティック・ユニバースに興味のない方でも、劇場で観る価値のある作品だと思っている。

理由は、その革新的な映像にある。

予告編にも登場する、ビルや街全体が傾き、形を変えていく映像は、「インセプション(2010)」を彷彿させるが、「ドクター・ストレンジ」はさらにそれを発展させたものになっている。

ビルなどが傾くだけでなく、その構造物の部位単位が回転・変化し、全体としてはさながら万華鏡のように見えるのだ。

この千変万化するステージを使ってバトルが繰り広げられるのだが、「ドクター・ストレンジ」は、それ以外にも目新しい映像の連続となっていて、非常に楽しい。

実際、僕は「ドクター・ストレンジ」を観ている最中に、「(映像面で)こんなに驚いたのは「マトリックス(1999)」以来だな」と思ったくらいである。


ストーリーは、ドクター・スティーブン・ストレンジの挫折と再生の物語であり、特に目新しいものではない。

序章であるので、ドクター・スティーブン・ストレンジが、いかにしてヒーローになったのかという、キャラクター構築の時間が必要になる。

どうしてもダルくなりがちなキャラクター構築の時間が絶対に必要になるために、構成は工夫されている。

まず、最初に謎のキャラクターの対決シーンが描かれ、そこですぐさま前述の建物が縦横無尽に変化する映像を堪能できる。

そこから、ドクター・スティーブン・ストレンジのキャラクター構築の時間が始まるわけである。


ドクター・スティーブン・ストレンジを演じるのは、ベネディクト・カンバーバッチ。

「スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013)」で、敵役のジョン・ハリソンを演じたのが記憶に新しいところ。

天才外科医からスーパーヒーローになる、ドクター・ストレンジは、まさにハマり役と言える。

個人的には、ティルダ・スウィントンが演じるエンシェント・ワンが非常に良かった。

公開時間の関係で、日本語吹き替え版を観たのだが、樋口可南子の声も良かった。


映画「ドクター・ストレンジ」のストーリーは、さほど難しくない。

しかし、その斬新な映像を使って表現される世界観、さらには修行の末にヒーローになったドクター・ストレンジの能力など、説明が難しい要素がある。

それを、映像を駆使して分かりやすく説明しているのは特筆に値すると思う。

とくに、リンゴのシーンは、最後のバトルで何が起きているのかを理解させるために不可欠であり、よく考えられていると思った。

序章ではあるものの、ストーリーはきっちりこの作品で完結しており、今や一見さんお断り状態のマーベル・シネマティック・ユニバースの作品の中でも、単体で問題なく楽しめる。


余談だが、最近、僕の行きつけの映画館では、人件費の削減と思われる改悪が顕著で、3D版の公開がなかったのが残念でならない。

出来るなら3D版で観ることをオススメしたい。

さて、当ブログ記事でも何回か言及しているが、マーベル作品では、エンド・クレジットのあとにも追加の映像が待っている。

今回は、ご丁寧に映画の冒頭で「エンド・クレジット後にも映像があります」と表示されたにも関わらず、途中で席を立った方がけっこういた(笑)

しかし、これは勘違いも起きやすいなと思った。

何と、映画「ドクター・ストレンジ」は、追加映像が2回入るという珍しい構成になっているのだ。

最近のハリウッド映画のエンド・クレジットは2部構成になっているものが多い。

(1)主要キャストなどが豪華なグラフィックで表記されるエンド・クレジット。

(2)すべてのスタッフなどが黒字に白文字で長々と表記されるエンド・ロール。

「ドクター・ストレンジ」は、追加映像が、(1)と(2)のあとにそれぞれ違うものが挿入される。

そのため、(1)のあとの追加映像を観て、冒頭で説明されたのは、この映像のことかと、席を立ってしまったのだと思われる。

しかし、実際には最後の最後に、さらに追加映像があるというわけだ。

どちらも、今後に繋がるそれなりに重要な映像なので、お見逃しのないように。


ドクター・ストレンジ感想イラスト

"Where is here?"

"Here is the Akira Toriyama dimension."






 


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