「ジョジョ展 in S市杜王町」感想

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「あしたっていまさッ!」(ポコ)

と、いうわけで「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」行って来ました。

早速のレビューです。

仙台市の開催期間は7/28〜8/14までですのでお早めに。

また、会場の混雑具合などは、ジョジョ展 in S市杜王町(@jojo_morioh)のtwitterで知ることが出来るので、出かける前にフォローしておくと便利です。

さて、この原画展、ジョジョ展と銘打っていますが、荒木飛呂彦のデビュー作、魔少年ビーティーからの原画が展示されている。

荒木先生の美しいカラー原画を生で見れる、またとないチャンス。

個人的にはもっと白黒の原稿も見たかったのだが、カラー原稿が中心である。

展示は、前述の魔少年ビーティーやバオー来訪者のあと、ジョジョの第1部から順番通りに楽しめるようになっている。

まず、第1話のカラー原稿から。

その原稿を見て、まずはホッとした。

なぜかというと、アメトーーク「ジョジョの奇妙な芸人・第2部」感想でも書いたが、「ジョジョの奇妙な冒険」は今年で25周年。

漫画は長期連載になると、原稿の散逸という事態が起こりうるわけで、とりあえずそういったことは大丈夫なんだろうな、と。

驚いたのは、コミックの表紙などのイラストが思ったより小さなサイズで描かれていたこと。

漫画の原稿なら、サイズは決まっているので驚かないが、表紙などのイラストはサイズは自由なはず。

その描き込みから、これくらいのサイズで描いて縮小していると僕が想定しているよりも実際の原画は小さかった。

あ、この大きさでこの密度で描き込んでいるんだ、と大変参考になった。

僕としては、イラストのタッチなんかは画集なんかで、穴が開くほど見ているので、興味の中心は、どの部分が何の画材で描かれているか。

なので、原稿表面の光沢の差が見たい(光沢の差で使用されている画材の違いが分かる)

よって、ひとり奇妙な体勢で原画を覗きこんでいた(笑)

おお…ブラボー!

"奇妙な体勢で原画を見る俺"

"ブラボー おお…ブラボー"

背景が均一な色の場合、塗りではなく、カラートーンが貼ってあったのに驚いた。

その他にも、あ、これはこうやって描いてたんだ、と発見があって楽しかった。

途中途中に、立体のプロップで、石仮面やら、弓と矢やらが置いてあるわけだが、そこに岸辺露伴の作業机というのがあって、どうせなら荒木飛呂彦の作業机が見たいんだけど、と思ったら、後半にあった(嬉)

あ、おそらく、仙台だからだと思うのだが、「S市杜王町」を舞台にしている第4部の展示は最後に回してある。

(第3部の展示から第5部の展示になったので、あれ?第4部は?と思った。)

後半は、けっこう知らないイラストがあって、また新しい原画集出せるくらいなんじゃないかな、と思った。

注意点としては、グッズの物販が別会場なのですが、ごま蜜団子だけは会場のメディアテークでしか買えないこと。

「なんだこれッ!? ンマイなぁぁぁーーーッ」体験をしたい方はお忘れなくッ!

追記(2012/10/05)

本日発売の集英社ムック「JOJOmenon(ジョジョメノン)」には、


「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」リポートが載っている。

ジョジョ展 in S市杜王町の記憶をビジュアルで残すことが出来るのでオススメだッ!


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「ジョジョの奇妙な芸人・第2部」感想

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「もいっぱあああああつッ!!」(ジャイロ)

前回「ジョジョの奇妙な芸人」から5年目にして再び開催の、「ジョジョの奇妙な芸人・第2部」感想です。


「ジョジョの奇妙な芸人・第2部」の出演メンバー(敬称略)は

「ケンコバ」こと「ケンドーコバヤシ」(前回に続いて2回目)

「しょこたん」こと「中川翔子」(前回に続いて2回目)

「スピードワゴン」の「小沢一敬」(前回に続いて2回目)

「麒麟」の「田村裕」(初登場)

「ザ・プラン9」の「なだぎ武」(初登場)

「バッファロー吾郎」の「竹若元博」(前回はコンビで登場したが今回は一人)

「野性爆弾」の「川島邦裕」(前回はコンビで登場したが今回は一人)

ちょっと…今回オリラジ敦ちゃんがいないじゃん!…残念。


今回も「ジョジョ立ち」による入場から始まって、笑った。

しかし、前回の「ジョジョの奇妙な芸人」のあとになって放送された「魁!!男塾芸人」の時のコスプレがあまりにも面白くて(卍丸)

あ〜ジョジョの時もコスプレやってくれたら良かったのにな、と思っていただけに、コスプレがなかったのは残念。


さて、今回は「ジョジョの奇妙な冒険」25周年にちなんで開催されましたってことだったが、

もっと早めにやっていただかないと!

だっておさらいの時間がもったいない(笑)

前回と若干かぶってるし、第3部の解説まで来たところで、

え、このペースでジョジョリオン(第8部)まで解説するの…と時計を見て早くも不安が…。

(実際は第4部以降はナレーション)


その、第3部の承太郎とディオの戦いのくだりで、麒麟・田村が、なぜ承太郎が時間を止められたのかという話題になった時に、

「なぜかというと、ディオの身体はもともとジョナサン・ジョースターの身体なんで…」と、

肉体のルーツが同じだから似たタイプのスタンドになっているという独自の理論を展開していて面白かった。

たしかにディオはハーミットパープル的な物も出してたしな。

こういう、自分はアレはこういうことだと思うってのは、この手の話題だと盛り上がるポイントだよね。

そして前回に続き、再びの「ジョジョの奇妙な擬音」コーナー。

今回は「タコス」「メメタァ」「クニオッ」「シャワー」「ドモン」「パパウ パウパウ」「ハブショッ」「グチュウゥゥウーッ」だった。

羅列するとジョジョラー以外には何が何やら…(笑)

特筆すべきは、やはり「前回は有名すぎてあえて避けた」という「メメタァ」の登場。

どうせならSBR(第7部)の分までフォローして欲しかったけど…。

ただねぇ、「シャワー」はなぁ(笑)

あれは「オランウータンに襲われそうになった時の擬音」じゃなくて、あの場面ではバックグラウンドでずっとシャワーの水音がしてるっていうことだから(笑)

まぁ、基本的にジョジョは擬音で笑わせる漫画ではないので(笑)、そこまでネタは多くないと思うので仕方ないけど。

次に「シビれる名シーン」

しょこたんによる3ページ半に渡る第3部スター・プラチナのオラオララッシュ(スティーリー・ダン戦)と、8ページに渡る第5部ゴールド・エクスペリエンスの無駄無駄ラッシュ(チョコラータ戦※ただし殴られているあたりではチョコラート)の紹介。

しょこたんプレゼン上手いな。息継ぎのオとか謎の断末魔とかセンス抜群(笑)

麒麟・田村による第4部エニグマ戦の描き込みがスゴイという話。

あれはエッシャーのだまし絵がモチーフなんだろうけど。確かにスゴイ。

バッファロー竹若による第5部ギアッチョの「根掘り葉掘り」と「ベネツィアかベニスか」のくだり。

ギアッチョの台詞を読むのがスゴイ上手いと思う(笑)

…などなど。

こうしてざっくり振り返ってみただけでも、けっこう盛りだくさんな内容っだったなぁ。

最新第8部、ジョジョリオンのネタもあったし。

それから途中、ハプニングもありましたが、それはアメトーークの反省大賞か、今後出るであろうDVDで確認していただくとして(笑)

「ジョジョの奇妙な芸人・第3部」は30周年といわずに、もうちょっと早めにお願いしたい。

ジョジョのタトゥータイツ

"番組後に検索してしょこたんのタトゥータイツは自作らしいと知る"

※てっきりジョジョのタトゥータイツが商品化されているのかと思った…


アメトーーク! DVD24
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よしもとアール・アンド・シー(2012-09-26)
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追記:メールでタトゥータイツが現在は市販されているという情報を頂きました。ありがとう!(2014/08/31)



● 関連記事:「ジョジョの奇妙な芸人」感想




 


「スティール・ボール・ラン 23巻 24巻」感想

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震災後のゴタゴタと重なってしまったため、完全に時期を逃した本ネタですが、やはり書いておかねばなるまい。

「スティール・ボール・ラン(以下、SBR) 23巻 24巻 およびSBR全体」の感想です。

まず、完結直前の23巻。

これは予想外。SBRではラスボスがヴァレンタイン大統領であったので、ちょっと影の薄かったディオ、まさかの復活。

パラレルワールドの設定をたくみに利用した、スタンドを変えて(戻して)の登場には驚いた。

しかし、この辺のセルフパロディな要素は、以前にも言及したが、実にSBRらしいと部分と言えるかも知れない。

そして、完結24巻。

6/3に、twitter上で、「SBR24巻にてジョジョ第7部完結。良いラストだなぁ〜(泣)」とつぶやいた。これがSBRをラストまで読み終わった最初の感想だった。

ただ、これはジョジョ第7部としての感想なわけ。

SBRの評価は難しい。

そもそもSBRは、「ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーン・オーシャン」の壮大なラストによって、終了したかに思われた(※1)ジョジョサーガの後の、荒木飛呂彦の完全新連載として、ジョジョとは別物としてスタートした経緯があるからだ。

SBRは、北アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」が舞台であり、それぞれの思惑でレースに参加する人間模様を描いたものであった。

最初はジャイロ主人公でスタートし、彼の目的も当然、レースの優勝であった。

しかし、途中で、連載が「少年ジャンプ」から「ウルトラジャンプ」に移動し、それに伴って、SBRは、正式に「ジョジョの奇妙な冒険 第7部」となった。

僕は、これはけっこう重要なことだと思っている。

作者の荒木飛呂彦は、雑誌のインタビューで「何を描いてもジョジョになる」と発言しているので、当初SBRがジョジョっぽかったのは当然のこととして受け止めていたが、「ジョジョっぽい」のと「ジョジョ正伝」であるというのは訳が違う。

結果、ジャイロがレースで優勝するという大前提が崩れ、主人公もジョニィ・ジョースターに、と大きく軸足を移しているからだ。

そのため、いつの間にか、レースの描写はどんどん少なくなり、代わりに「聖なる遺体」を巡る争奪戦が話の中心に。

個人的には「聖なる遺体」が単なるマクガフィン(※2)であったのが残念ではあった。

やはり「聖なる遺体」が揃った時にどうなるのかってのも、全体を引っ張る大きな謎として存在していたと思うので。

(「悪魔の手のひら」はこれまでの「弓と矢」のようなものなので、別にいいんだけどね。)

そして辿り着いたのが、このラストですよ。

当初の目的からすれば、このラストはどうなの?ということになる。

レースものとするならば、そもそも成立してないと言えるわけだから。

しかし、そのカタルシスを捨てて、「ジョジョの奇妙な冒険 第7部」としてのカタルシスを取ったのであろうと、僕は思う。

ジョジョファンとしては、やはりその方が嬉しいのではないだろうか。

実際、今回のラストシーンは、今までの「ジョジョの奇妙な冒険」の中でも屈指の出来だと思う。

連載開始当初、「ジョジョの奇妙な冒険」は第3部までの構想が既にあったらしい。

これは、第3部までの主人公の設定が、孫という繋がりで設定されているが、第4部以降では変則的な繋がりになっていることからも伺える。

僕は、第4部以降では、設定のせいで、微妙に未来を描かなくてはいけないというのが、実はジョジョにとってはマイナスポイントではないかなと思っていた。

SBRは、当初は正伝ではなかったおかげで、年代を19世紀末に設定できた。

そして、初期の構想外であったであろう第4部以降では、むしろ足かせとなっていたと思えるジョースターの家系という設定からも、今回の第7部をもって完全に自由になった。

既にスタートしている第8部「ジョジョリオン」の舞台は、驚きの「震災後の杜王町」になっている。

SBRの最大の収穫は、この設定の自由をもたらしたことかも知れない。


船上で天啓を得るジョニィ・ジョースター

"帽子屋っていうのはどうだろう"

※船上で天啓を得るジョニィ・ジョースター

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(※1)僕としては、ストーン・オーシャンのラストの後でも、ジョジョを続けることは可能だと思っていた。プッチの能力が解除されたため、世界は元に戻る。ラストではエンポリオが見知らぬ世界に取り残されるが、これはエンポリオだけがパラレルワールドに紛れ込んでしまったということであり、徐倫のいる基本世界の方では、むしろエンポリオだけがいない状態なのだろうな、と解釈していたからだ。

(※2)マクガフィン:物語の構成上は重要であるように思えるアイテムや仕掛け。ストーリーを進めるうえでは重要であるが、それ自体は他のものに置き換えても差し支えがないもので、必ずしも正体が明かされるとは限らない。






 


「スティール・ボール・ラン 22巻」感想

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「スティール・ボール・ラン 22巻」感想です。

荒木飛呂彦 「スティール・ボール・ラン (22) 」 ジョジョの奇妙な冒険Part7

荒木飛呂彦 「スティール・ボール・ラン (22) 」 ジョジョの奇妙な冒険Part7

まず、22巻の帯には「STEEL BALL RUN はクライマックスに突入していますが”奇妙な冒険”が終わることはありません。(後略)」との記載が!

これがジョジョ第8部のことを指すのかは分かりませんが、期待は膨らみますね。

さて、22巻は、21巻に引き続き、ジャイロ→ジョニィと大統領のバトル。

表面的なことだけをとらえるなら、今回の「ボール・ブレイカー」のラストシークエンスは、ジョジョ第5部のラスボス・ディアボロを思わせるもの。

僕は、この無限に続くような繰り返しの表現って秀逸だなぁ、と思うワケだけど、人によっては辛い評価になるかも知れない。

しかし、続く「ブレイク・マイ・ハート ブレイク・ユア・ハート」には唸らされた。

ジョジョは、もともとは少年ジャンプにて連載されていたマンガだ。

そのため、基本的には正義と悪の対決という構図になっていた。

過去形なのには理由がある。

第3部のラストバトルの中で、ポルナレフの『「正しいことの白」の中におれはいるッ!』(27巻)という言葉が象徴的だが、昔は正義というものは割とイメージしやすかった。

悪いヤツは、世界征服をたくらみ、正義の味方はそれを阻止して平和が訪れる…。

しかし、近年の世界情勢を見るに、この「正義」という概念は根底から揺らいでいるように思えるワケ。

それもそのはずで、正義というものは、時代や立場によって変わりうるということに、みんな気付いてしまった。

最近のアメリカ映画で、アメコミのヒーローがみんな悩みだしたのも、そんな時代の気分と無関係ではないように思える。

そして、「スティール・ボール・ラン22巻」のラストで、主人公のジョニィは、悩むワケ。

もしかして大統領が正しい人で、自分の行動の方が「悪」なのかもしれないと…

すでに正義と悪は、単純な白と黒ではなく、そこには大いなる矛盾のグレーが広がっている。

これこそが、現在もリアルタイムでジョジョが連載されていることの意義ではないか!

この対決の結末は、次巻以降に持ち越しだけど、どちらに転ぶのか非常に興味深い。

ヴァレンタイン大統領、究極の選択

#01: "脱出しなくては"

"そして新しい次の私と入れ替われば"

#02: "どうした? それは何だ? 何をしている?"

#03: "し…"

#04: "この次元に戻るのはもういやだ…"


※ヴァレンタイン大統領、究極の選択!






 


イタリア料理を食べに行こう(杜王町)

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今日もジョジョネタ。トニオさんの店「トラサルディー」に行こう!

イタリア料理を食べに行こう

#01: "トニオさんの店に行くか"

#02: "本当に?"

#03: "っておい!"

#04: "今日はパール・ジャムいるかな"

"違うじゃん"


※そろそろフィクションです(笑)






 


杜王町の思い出

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杜王町の思い出

#01: "ジョジョ熟読中"

"杜王町に行ってみたい"

#02: "(笑い) え?何?"

#03: "ここが杜王町だよ!"

#04: "そうなの?"


※まぁ今ではみんな知っていますけれど






 


「スティール・ボール・ラン20巻」感想

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昨日(3/4)発売「スティール・ボール・ラン20巻」感想です。

今回の帯には「ジョジョシリーズ通巻100巻到達!」の文字が。

そうか100巻か〜!

まさかこんなに続くとはな〜。

嬉しいかぎり。

荒木飛呂彦 「スティール・ボール・ラン (20) 」 ジョジョの奇妙な冒険Part7

荒木飛呂彦 「スティール・ボール・ラン (20) 」 ジョジョの奇妙な冒険Part7

さて、20巻も全編ジャイロ、ジョニィと大統領のバトルである。

今回特筆すべきは、大統領の能力がさらなる段階に進んでいること。

実は、前段階のDioと大統領のバトルで、Dioはかなり大統領に肉薄していたわけ。

つまり、Dioは大統領に勝っていてもおかしくはなかった。

もちろん、そのノウハウをジャイロ、ジョニィに伝える術はなかったわけだけれども。(仮に伝えられたとしても教えないだろうが)

ということは、ジャイロ、ジョニィが、Dioと同じことをすれば、大統領に勝てる可能性は高いのだけれども、大統領の能力がさらなる段階に進んでいることで、また勝負の行方が分からなくなっているのだ。

ジョジョの魅力ってのは、この「能力の謎解きによる頭脳戦」ってところに尽きるわけで、ここが強い奴のインフレ(※1)を引き起こす単純なバトルものと一線を画している部分なんだと思う。

しかし、20巻はすごく続きが気になるところで終わっているので、次巻21巻が待ち遠しい〜。

ジョジョあるある

※不労収入スタンド・ハーヴェスト

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(※1)強い奴のインフレ:相原コージ・竹熊健太郎による漫画「サルでも描けるまんが教室」(通称:サルまん)により提唱された漫画の類型の一つ。バトル漫画では「最初の敵より二番目の奴が、二番目より三番目の方がより強い」ということを繰り返すこと。多くは最終的には収拾がつかなくなる。「強さのインフレ」と呼称されることも多いが、原典による正しい記述は「強い奴のインフレ」である。

サルまん サルでも描けるまんが教室 21世紀愛蔵版 上巻

サルまん サルでも描けるまんが教室 21世紀愛蔵版 上巻

この説明によって真っ先に思いつくであろう作品が、鳥山明「ドラゴンボール」だと思われるけど、僕は「ドラゴンボール」は「強い奴のインフレ」を「描き切った」傑作だと思っている。「強い奴のインフレ」で、最終的に破綻なくまとまっている作品は殆ど無いからだ。






 


「スティール・ボール・ラン19巻」感想

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何か今回はやけに待たされたような気がする「スティール・ボール・ラン19巻」感想。

荒木飛呂彦 「スティール・ボール・ラン (19) 」 ジョジョの奇妙な冒険Part7

荒木飛呂彦 「スティール・ボール・ラン (19) 」 ジョジョの奇妙な冒険Part7

今回は、帯のキャッチコピー「大統領 VS DIO !」の通り、ほぼ全編、大統領とディオの対決。

以前の感想でも触れたが、スティール・ボール・ランは過去のジョジョ作品のネタが繰り返し使われる事が多く、今回も思わずニヤリとするシーンが登場する。

(元ネタはジョジョ第1巻(約20年前)だが…まぁみんな分かるんだろうな。)

「ズギュゥウゥン」

18巻で、基本となる世界はたったひとつだけである事が明らかになっているのだが、今回はさらに移動できる大統領も1人である事が明らかになっている。

まぁ、このしばりがないと大統領無敵だもんな…。

しかし気になるのが遺体が揃った時に何が起きるのかという事。

さて、19巻で特筆すべきなのが、何とジャイロ・ツェペリが本名ではなかった事!

しかもその本名が「ユリウス・カエサル・ツェペリ」

英語読みなら「ジュリアス・シーザー・ツェペリ」

「シーザー・ツェペリ」!

なるほど、シャボン玉と鉄球の玉つながりなんだな!(違う)

ふと思ったけど、この多次元の世界って、第6部ストーン・オーシャンのラストに似たものを感じる。

僕は、第6部のラストは、エンポリオは違う並行世界に行ってしまったけど、オリジナルの世界も存在するんだろうと解釈しているので。

早くもジョジョ第8部が気になるなぁ(さすがに早すぎか…)






 


「スティール・ボール・ラン18巻」感想

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ちょっと遅れましたが「スティール・ボール・ラン 18巻」感想です。

荒木飛呂彦 「スティール・ボール・ラン (18) 」 ジョジョの奇妙な冒険Part7

荒木飛呂彦 「スティール・ボール・ラン (18) 」 ジョジョの奇妙な冒険Part7

今回は、17巻の謎が一気に解ける「D4C その(4)」からのスタート。

(だいたい17巻の段階では「D4C」の意味が分からないしな…。)

なるほど、ヴァレンタイン大統領のスタンド能力はそういうことだったのかっ!

いや〜、完全に前回の予想外れてしまった。

僕の予想では、大統領のスタンド能力は「バイツァ・ダスト」の反転した能力だと思っていたのである。

第4部で登場したキラー・クイーンの「バイツァ・ダスト」では、スタンド攻撃を受けた川尻早人が同じ時間を繰り返すわけだが、大統領の場合は逆に、大統領自身が同じ時間を繰り返して原因と結果を改竄(かいざん)していくのだろうと予想していたのだ。

スタンドバトルが始まった第3部以降、つねにラスボスは時間に関係した能力を使ってきたので余計にそう思ったのであるが、考えてみればスティール・ボール・ランでは、すでにリンゴォ・ロードアゲインが、スタンド「マンダム」で時間系の能力を使っちゃっているので、もうその段階で荒木飛呂彦先生の念頭には時間系でない能力のアイデアがあったのかもしれない。

さて、今回特筆すべきは、大統領のスタンド攻撃を受けた際にディオの身体から出てきた印象的な形状のキューブ。

これは恐らく「メンジャー・スポンジ」を意識して描かれたものだろう。

「メンジャー・スポンジ」とは、フラクタル構造(※1)の一種である。

以下、ジェイムズ・グリック「カオス-新しい科学をつくる」(新潮文庫)より引用。

穴だらけの構造

二十世紀の初期、二、三の数学者は、ある形に無限に多くの部分を加えていくか、取り除いていく過程を繰返す技法を使って、複雑怪奇な物体を考えだした。

その例の一つは「シルビンスキーの絨緞」で、正方形の中央の1/9角を切り取り、次に残る八個の小さい四角の中央を同じように切りとる過程を繰返す。

これを三次元にしたものは「メンジャー・スポンジ」と呼ばれ、無限の表面積を持つがっしりした格子だが、体積はゼロである。(ベンワー・マンデルブロによる)

引用終わり。

ジョジョといえば、第3部や第4部で、そのアイデアの引用元は主に海外の映画であった。

僕はかなり映画を観ているので、引用元の映画作品がだいたい分かるのだが、かといってそれがジョジョの魅力を減じる事にはならない。

僕は、ジョジョを、映画と同じお題を元に、スタンドでまとめるという、落語でいう三題噺(※2)のようなものとしてとらえていたからだ。

ところが、第6部以降、わりと引用元が科学や宗教などに移ってきており、どんどん深くなってるなぁと感心することしきり。

そして、ジョニィがジャイロの前で立ち上がろうとするシーン。

これは圧巻だなぁ。

単にカッコいいシーンより、こういうシーンがグッとくるよね。

こういうのが、とにかくすげーなぁと思うわけ。

進化(深化)し続けるジョジョワールド。長年つきあっている幸せを実感するぜ。

----------------------------------------

(※1)フラクタル構造:フラクタルとは、フランスの数学者ベンワー・マンデルブロによって導入された概念であり、図形の全体と細部が相似になっているものなどを指す。

(※2)三題噺(さんだいばなし):三題噺とは落語の形態の1つで、通常の演目とは異なり、客から任意のお題を3つ出してもらい、それを元にその場でアドリブで落語を演じるというもの。高度なストーリーテリング能力が要求される。


※追記:現在「ベンワー・マンデルブロ」は「ブノワ・マンデルブロ」、「メンジャー・スポンジ」は「メンガーのスポンジ」表記が混在しているが、本文中の単語表記は前述の「ジェイムズ・グリック「カオス-新しい科学をつくる」(新潮文庫)」に倣っている。






 


「スティール・ボール・ラン17巻」感想

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ちょっと遅れましたが「スティール・ボール・ラン 17巻」感想です。

荒木飛呂彦 「スティール・ボール・ラン (17) 」 ジョジョの奇妙な冒険Part7

荒木飛呂彦 「スティール・ボール・ラン (17) 」 ジョジョの奇妙な冒険Part7

今回は帯のキャッチコピー「不可解の連鎖!」が秀逸。

このコピーだけで「スティール・ボール・ラン(以下SBR) 17巻」を良く表してる。

実際のところ、購入して一読した感想は「何が何だか分からない」って感じ。

しかし、何回も読み返していると、なるほどなぁ、と思うわけである。

すでにヴァレンタイン大統領のスタンド攻撃は始まってるようだし、ディオを含めた主要メンバーが集結している事から、おそらくこれがスタンドバトルの最終決戦になるであろうと思われる。

(で、多分そのあとSBRレースの決着ね)

僕の予想では、ヴァレンタイン大統領のスタンド能力は、XXXx・XXXの反転した能力だと思うわけであるが、ジョジョファンっておそらくそういうのを自分で予想したりするのが楽しいってタイプの人間だと思うので、あえて伏字で。

しかしまぁ、複雑なプロットだよね。スゴイなぁ。

まぁ、今思う事は、ポコロコってスタンド能力を身に付けているにも関わらず、どのスタンド使いとも惹かれ合う事なく、陰謀に巻き込まれる事もなくSBRレースを続けてるわけで、ホントめちゃくちゃラッキーなんだな。

でもそろそろ2ヶ月経ってるのかもなぁ(笑)






 


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