映画「スター・トレック BEYOND」感想(ネタバレなし)

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■安易な路線変更が好調な流れにブレーキをかける


●映画「スター・トレック BEYOND(STAR TREK BEYOND) 」とは

「スター・トレック(2009)」「スター・トレック イントゥ・ダークネス」に続く、リブートシリーズの3作目。

スター・トレックの劇場版としては、13作目にあたる。

監督は、前2作のJ・J・エイブラムスから、ジャスティン・リンに交代。

リブートシリーズのAOS(Alternate Original Series)の時間軸が、ケルヴィン・タイムラインと呼ばれるようになったらしいので、以下そのように表記。


●映画「スター・トレック BEYOND」序盤のあらすじ

ジェームズ・T・カークが、エンタープライズの船長になり、ファイブイヤーズ・ミッションに就いて3年の月日が流れようとしていた。

誕生日を2日後に控えたカークは、次の誕生日で、U.S.S.ケルヴィンで殉職した父、ジョージ・カークの年齢を上回ることになる。

宇宙を旅するうちに、カークは、自分の信念を見失っていた。

そして、エンタープライズは宇宙基地ヨークタウンに到着する…。


●感想

(注:基本的に以下の感想はネタバレなしの方向で書いています。ただ物語は何でもそうですが、一切予備知識を入れない方が当然楽しいので、その点はご了承ください。)

いよいよスター・トレック(2009)に始まるリブートシリーズも第3弾。

僕は「スター・トレック BEYOND」を堪能するべく、いつも行く映画館ではなく、4DX3Dのある映画館へ行くという気合の入れようである。


さて、正直に言ってしまうが、今回の「スター・トレック BEYOND」、個人的にはあまり面白くなかった。

僕はスター・トレックの熱烈なファン=トレッキーなので、本当は新作を絶賛したい。

ではあるのだが、明らかに「スター・トレック(2009)」「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の前2作に対して「スター・トレック BEYOND」は失敗している。

「スター・トレック BEYOND」を観終わって、トレッキーだからこそ、真剣にその失敗を考察してみた。


「スター・トレック BEYOND」は、ストーリーは悪くない。社会世相を反映した内容(敵)はスター・トレックの伝統である。各キャラクターの見せ場もある。今だからこそできる映像も良い。音楽も素晴らしい。と、良くまとまっている。

良くまとまっているし、トレッキーが手を叩いて喜ぶようなシーンも用意されている。

でも、ぶっちゃけ面白くないのだ。


問題点は2つある。

・スター・トレックであることの必然性が薄い。

・予告編のネタバレが酷すぎる。


まず、スター・トレックであることの必然性が薄いこと。

これが大問題だ。

そもそも、ケルヴィン・タイムラインとは、膨大なスター・トレックシリーズの設定を生かしつつ、映画版をパラレルワールドで展開するという驚きのアイデアであった。

イレギュラーな世界にもかかわらず、「スター・トレック(2009)」「スター・トレック イントゥ・ダークネス」において、トレッキーが「これは紛れもなくスター・トレックだ」と納得していたのは、映画の随所からスタッフのスター・トレック愛が溢れていたからに他ならない。


具体的には、スター・トレックの世界観を大事にし、各所にトレッキーが納得できる要素をきちんと入れていたことだ。

結果、「映画として楽しい、しかもトレッキーなら二度美味しい」という作品に仕上がっていたのである。


ところが「スター・トレック BEYOND」では、映画会社パラマウントが、作品をトレッキー寄りではなく、万人受けするようにすれば興行収入が上がると考え、それを実行してしまったのである。

そのため、脚本を、前2作のロベルト・オーチー、アレックス・カーツマンから、モンゴメリー・スコット役を演じるサイモン・ペッグに書き直させてしまった。

結果、スター・トレックらしさが大幅に減少し、万人受けを目指した単なるアクション映画という趣きになってしまった。

また、トレッキーが首をかしげる描写も散見される。

一例を挙げれば、本作の舞台となるヨークタウンは、艦隊に同名の宇宙船が存在するはずで、本来は基地の名前にしてはいけないのだ。


そして、ここまで、カークの成長物語としての新機軸と感動を打ち出してきた、ケルヴィン・タイムラインでのスター・トレックなのに、今回は重要なその路線すら見失ってしまった感すらある。


ファンが支えている作品を、万人受けするように改変すれば興行収入が上がるという考えが既に時代遅れ。

実際、アメリカでの興行収入は、「スター・トレック(2009)」「スター・トレック イントゥ・ダークネス」と右肩上がりだったところにブレーキがかかり、「スター・トレック BEYOND」の興行収入は「スター・トレック(2009)」にすら及んでいない。

IMDb(The Internet Movie Database)の評価もケルヴィン・タイムライン3作の中で最低点である。

当ブログでも以前に言及しているが、映画の最近のトレンドは、「コアなファンを囲い込んで離さない」だと思う。

今や一見さんお断り状態で、万人受けとは言いにくい状態になっているマーベル・シネマティック・ユニバースの映画が、全米映画歴代興行収入ランキングに何本入っていると思っているのか。


もう1つの問題点は、予告編のネタバレが酷すぎること。

僕は、今回の「スター・トレック BEYOND」も、今までのスター・トレックの映画と同様に、予告編を何回も観てわくわくしていた。

ところが、本編を観て分かることになるのだが、「スター・トレック BEYOND」の予告編はネタバレのオンパレード。

とくに、作品中で、このピンチをどう乗り切るのか!といった部分に対する答えが、予告編にほとんど含まれている。

そのため、映画を観ている最中にまったくドキドキしない。

なぜなら、次のシーンを予告編で事前に観ているから。

一体何を考えてこんな予告編を作ったのか。

これはアメリカのオリジナルの予告編も観ているので、日本のローカライズの問題ではない。

この、予告編が酷いという問題は、厳密には作品の問題ではない。

しかし、ファンを楽しませようという視点の欠如という意味では、最初の問題と根が同じだと思う。


辛い批評をしてしまったが、これもスター・トレックを愛するがゆえということで、ご容赦いただきたい。


さて、スター・トレック周辺では、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」から「スター・トレック BEYOND」までに、いくつかの重大なニュースがあった。

まず、オリジナルシリーズからのスポックを演じたレナード・ニモイの死去。

スポックはオリジナルのタイムラインから、ケルヴィン・タイムラインに来ており、「スター・トレック BEYOND」では、レナード・ニモイの死が物語に反映されている。

そして、本作でもパヴェル・チェコフを演じているアントン・イェルチンの事故死。

そのため、本作「スター・トレック BEYOND」が彼の最後の作品となる。

ご冥福をお祈りしたい。


ケルヴィン・タイムラインのスター・トレックは、3部作という噂があったが、既に第4作である次回作の製作が進行中だ。

今回の「スター・トレック BEYOND」は、興行収入面で明らかに失敗しているので、きちんと路線を修正していただきたいところ。

また、2017年には、「スター・トレック エンタープライズ」以降、12年ぶりとなる新TVシリーズである「スター・トレック ディスカバリー」の放送が決まっている。

こちらはケルヴィン・タイムラインではなく、オリジナルのタイムラインでのストーリーになる。

その辺は、出来れば、また改めて記事を執筆したい。


スター・トレック BEYOND感想イラスト

"今後は私もレギュラーです(Jaylah)"

"それはどうでしょう(Carol Marcus)"


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映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」感想(ネタバレなし)

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●エンタープライズの船長たりえる資質とは

さて、ようやく本題の「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の感想です。

お盆の先行上映で観たのに、その後、風邪でへばっていたので遅くなってしまった…。

注:基本的に以下の感想はネタバレなしの方向で書いています。ただ物語は何でもそうですが、一切予備知識を入れない方が当然楽しいので、その点はご了承ください。


今回の「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を観に行く前に、重点的に調べていたのが、リブート スター・トレックにおける時間軸と、オリジナルの時間軸の違い。そしてそれに伴う設定の変化。

アメリカでは5月に公開されつつも、日本では8月公開(それでも予定の9月より若干早まった)のため、調べれば一発でネタバレするところを必死に抑えつつ(笑)

まず、エンタープライズの就航は、オリジナルの時間軸では2245年。リブートによる時間軸では2258年。リブートはオリジナルから13年も後になっている。

また、前作スター・トレック(2009)で、ネロ船長が使用したナラーダにはボーグのテクノロジーが使われていたらしく、それが原因なのか分からないが、技術的にも違いが出てきている。

オリジナルのエンタープライズは全長288.6mであったものが、リブートのエンタープライズは全長725.348m!

単にデザインが変わっただけかと思ったら、24世紀のエンタープライズEより大きくなっていたのか!

何か内部がやけに広いな〜とは思っていたが。いや、そうだとしても広すぎる気はするけれど…。

また、オリジナルの時間軸で、カークがエンタープライズの船長に就任したのは2264年(31歳)から。前作スター・トレック(2009)は2258年のことなので、リブート世界でカークがエンタープライズの船長に就任したのは25歳ということになる。

そして、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」は前作より1年後の2259年…。

おや、1年後?

これは珍しい…。

映画の続編は、現実世界の時間差と物語世界の時間差を揃えてくるものが多い(現実世界で3年経てば、映画の中でも前作より3年といった設定にしてくるといった感じ)。

そこをわざわざ1年後に設定しているのはなぜだ?

そして、公式の予告編のチェック。なるほど、ん?この船は何だ?

あとは何と言ってもベネディクト・カンバーバッチ演じる謎の男、ジョン・ハリソンの正体をあれこれ想像しつつ劇場へ発進(エンゲージ)ですよ(お約束)。

今回は、まず3D版(吹き替え)を観る。

今回も脚本がとても上手い。素晴らしい。

元々スター・トレックシリーズは、直接的に描くことの出来ない現実の問題をSFという世界観で描くという特徴もある。

今回の脚本も、それらの点を踏襲しつつ、上手くまとめてある。

そして、なぜ設定が前作の1年後なのか。

それは映画を観ていて明らかになった。

スター・トレック イントゥ・ダークネスは主人公カークのストレートな成長の物語なのだ。

前作のラストで、確かにカークはエンタープライズの船長の座に就くが、言うなればそれはラッキーパンチだ。

カークが主人公だからエンタープライズの船長になるのは当たり前、ではない。

問題は、この世界のカークは本当にエンタープライズの船長たりえる資質があるのかということだ。

スター・トレック イントゥ・ダークネスは冒頭から、カークの船長としての資質を問うことの連続であり、そしてカークがどう変わっていくかという物語である。

僕が非常に感心したのは、実はこの部分こそが、スター・トレックシリーズの構造上の穴だと思っていたからだ。

というのも、基本的に今までのスター・トレックシリーズにおいては、ストレートな成長の物語は描くことが難しい部分だった。

スター・トレックシリーズでは、主人公はその宇宙船や宇宙ステーションの最高責任者であり、物語が始まった時点で、ほぼ完成(成長)しているのである。

視聴者が何歳の時点からスター・トレックシリーズにハマりだすかによっても差があるだろうとは思うが、基本的に、スター・トレックの主人公像とは理想の上司(あるいは家長)なのではないかと思う。

そのため、その優れた指揮官がクルーと共に困難なミッションを遂行していくというのが物語の基本構造になる。

(そう、今回のリブート内で説明するならば、本来スター・トレックの指揮官として主人公になるべきポジションなのはクリストファー・パイクなのだ)

この基本構造のおかげで、いわゆるストレートな成長の物語は、現在までのシリーズにおいては、若かりし頃の主人公の話や、主人公とは別の若輩者の物語という形で描かれてきた。

主人公のストレートな成長が物語の中心になったことはこれまでなかったのだ。

今回のリブート設定のおかげで、家庭環境も変わり、オリジナルシリーズよりも6年も早くエンタープライズに就任したカークは、スター・トレックシリーズの構造上の穴を埋めるにふさわしい存在だったわけだ。

荒削りながらも船長の座に付いたカークが、何を考え、理解し、成長し、そして最終的に何を決断するのか?

スター・トレック イントゥ・ダークネスの物語の本質とはそこだろうと思う。

そして、成長するカークが下した決断が、非常に素晴らしい。

この映画でも最大の見せ場だと思うし、何よりこれだけ重大なシーンが、スター・トレックの別作品のシーンの裏返しになっているという点に涙が…(ここで3Dメガネを一度取る僕)

そして本来ならば、リブートでありながらもプリクエルである本作においては使える設定も限られる中、ここまでの脚本が出来るのかと、ただただ感心させられた。

ヴィジュアルはオリジナルシリーズのデザインを踏襲しつつも、安易にレトロ・フューチャー路線に走らず、スター・トレックのオリジナルシリーズ(TOS)を高解像度で見ればこうだったのではと思わせるハイディテールも素晴らしい。

また、そろそろこの時代の○○○○○が見たいな〜といったトレッキーの願いもしっかり実現している。(あ、ピアスかなるほどな〜)

しかし、前作に比べてトレッキー向けの小ネタはむしろ少なくなっている印象。

これは、前作がリブートでありながらも、紛れもなくスター・トレックであることを示すために大量の小ネタが用意されていたことを考えると、自然な流れと言える。

あえて問題点を挙げるならば、いちおう作品の中に描写はあるものの、ジョン・ハリソンの正体がトレッキー以外の人間に一発で伝わるのかということか。

ただ、今回のスター・トレック イントゥ・ダークネスの前に復習として前作スター・トレック(2009)を再び観たのだけれど、物語の構造的には、むしろ前作の方が難しいのではないか。

なので、前作が楽しめた方なら、スター・トレック イントゥ・ダークネスは問題なく楽しめると思う。

また、スター・トレック イントゥ・ダークネスは、続編の恩恵を活かし、序盤から一気に話が進む。

各キャラクターを一から説明する必要もなく、ストーリーもダレることなくテンポ良く進む。

ストーリーは前述の通り、主人公カークのストレートな成長の物語であり、とても良く出来ている。

立ちはだかるジョン・ハリソンのキャラクターも魅力的だし、総じて、前作を超えるカタルシスを生み出しているのではないか。

僕自身がトレッキーのため、冷静にジャッジ出来ているのか分からないが、これはかなりオススメだと思う。

え、もっとスター・トレックを知りたくなった?そういう方には広大な世界が待ち受けていますよ。(そういう意味でも良く出来ている。)


STID

"スポック このスーツを着て行ってくれ"

"論理的にお断りいたします"



● 関連記事:「スター・トレック BEYOND」感想
● 関連記事:「スター・トレック イントゥ・ダークネス」感想
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● 関連記事:映画「スター・トレック(2009)」 感想





 


スター・トレック リブート

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●スター・トレックにおけるリブートとは

さて、いよいよ日本でも公開が始まりました。スター・トレック イントゥ・ダークネス。

今回はスター・トレック イントゥ・ダークネスを楽しむために、前作のスター・トレック(2009)を設定ネタバレありで考えてみたい。


そもそも物語がヒットすると、そこに続編というものが生まれる。

TVであればシリーズが続き、映画であれば続編が作られることが多い。

そこからさらにスピンオフ作品が生まれれば最高だ。

ところが、続編は続けるほどに縮小再生産の悪いループにはまってしまう。

ネタに行き詰まったシリーズが次に打つ手がプリクエル(前日談、前日譚、エピソード・ゼロ…)だ。

スター・ウォーズ エピソード1の成功以降にプリクエルが増えたように思う。

しかしスター・ウォーズは最初から計画的に4→5→6→1→2→3の順番で作られており、いわゆる後付け制作のプリクエルとは区別したい。

僕は、後付け制作のプリクエルは基本的に好きじゃない。理由は単純で、大して面白くないからだ。

そもそも続編が繰り返されたシリーズの敵は、強い奴のインフレ(※1)傾向にあるのが普通だ。

プリクエルに登場する敵が、続編の敵より強かったら、後の話と整合性が取れなくなってしまう。

後付け制作のプリクエルは、映画としては最新作でも物語中の時間軸では過去に遡ってしまうので、どうしても地味にならざるを得ないという構造上の欠陥を持つ。

そのため、プリクエルまで作られてしまうと、そのまま続編が作られることなくシリーズ自体が終了するパターンが多い。

そこで最近の傾向として出てきたのが、リブートだ。

リブートとは、それまでのシリーズと関係なく、再び同じ設定の作品を作ることだ。

要は仕切り直しである。

似たようなこととしてリメイクがあげられるが、リメイクは文字通り過去の作品を作り直すことであり、原作とリメイク作の構造は似通ったものになる。

リメイクは、ストーリーはそのままに、現在の技術で同じ作品を作り直すといった形が多い。

CG全盛の現在では考えられないが、昔の映画などは、自分の想像力で作品を補わなければならないということは珍しくなかった。

これはどう見てもミニチュアだけど大きいんだ!とか、何かこのメカだけ動きが粗いんだけど気にしない!とかね(笑)

そういった部分を作り直すだけでも価値があると思うのだけれども、実際は過去の名作には思い出補正がかかってしまうので、リメイクで成功するのは難しい。

さて、リブート作品はどの辺から始まったかと考えると、「バットマン ビギンズ(2005)」辺りからだろうか。

当初、バットマン ビギンズは、ティム・バートン監督が始めたバットマンシリーズ(シュマッカー版含む)のプリクエルかと思われたが、その後のダークナイトに続くクリストファー・ノーラン監督の新たなバットマンシリーズであった。

同じ名前のキャラクター、設定が登場しつつも「オリジナル(シリーズ)作品」と「リブート(シリーズ)作品」の間に直接の関係はない。

リブートはオリジナルに影響を受けることなく再スタート出来るために大変に便利な手法であり、シリーズを一新させる強力な切り札だ。

そのため、今後もこの手法は増えていくだろうと思われる。

しかし、そこにデメリットはないのだろうか?

そう、リブートはオリジナルに関係なく再スタートするために、スタートと同時に過去の資産を切り捨てる行為でもある。

そのため、続編やプリクエルなど世界観が続いていた場合のメリットである過去の資産を伏線として使うことが出来なくなってしまうのだ。

続編が作られるほどの人気シリーズであれば、当然そこに大勢のファンがいるために、過去の資産を切り捨てるのは危うい行為でもある。


さて、ここで前作のスター・トレック(2009)である。

スター・トレック(2009)は、位置付けとしては、まさにこのリブート作品であった。

スター・トレックは過去の資産の量が半端無く多いシリーズだ。

スピンオフを含むテレビシリーズ5本。アニメシリーズ1本。劇場版はスター・トレック(2009)の前に既に10本。

トレッキー(トレッカー)という熱狂的なファンを抱える一大シリーズである。

とてもじゃないが、リブートして、これらの設定をなかったことに出来るようなシリーズではない。

そこに出されたのが、まさにSF的な回答「パラレルワールド」だ。

スター・トレックシリーズはSF作品であり、既に作品中にいくつものパラレルワールドが存在する。

可能性の未来であったり、平行宇宙であったり、その数や種類も多い。

特筆すべきは、そのパラレルワールドの中に「鏡像世界」と名前の付けられている世界が存在することだ。

鏡像世界では元々のスター・トレックの世界とは全く違う歴史が語られている。

そして面白いのは、この鏡像世界は複数のシリーズに同設定で存在するのだ。

数あるパラレルワールドの中で、鏡像世界のみ繰り返し登場するといえば伝わるだろうか。

そう、スター・トレック(2009)では、この鏡像世界以外にも、固有のパラレルワールドを1つ設定したのだ。

ロミュラン人ネロのタイムスリップによって生まれた元々のスター・トレックの世界とは別の時間軸、それが新しいスター・トレックの世界である。

これは鏡像世界と同様に、オリジナルの時間軸とは別に描かれるために、リブートにして過去の資産を捨てないという天才的なアイデアであった。

物語は、オリジナルの時間軸とは違ってしまった世界にあっても、再びエンタープライズにお馴染みのクルーが集合し、また、クルー間の絆を再確認するという感動的なドラマになった。

そして、スター・トレック イントゥ・ダークネスでは何が描かれるのか…。(続く)


余談:こうして考えてみると、スター・トレックはさすがに長期シリーズなだけあって、オリジナル(TOS)、続編(TNG)、スピンオフ(DS9、VOY)、プリクエル(ENT)、リブート(2009、STID)と、全てのパターンを網羅しているのがすごいな…。

スター・トレック リブート

"続編 スピンオフ プリクエル リブート"

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(※1)強い奴のインフレ:相原コージ・竹熊健太郎による漫画「サルでも描けるまんが教室」(通称:サルまん)により提唱された漫画の類型の一つ。バトル漫画では「最初の敵より二番目の奴が、二番目より三番目の方がより強い」ということを繰り返すこと。多くは最終的には収拾がつかなくなる。「強さのインフレ」と呼称されることも多いが、原典による正しい記述は「強い奴のインフレ」である。


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● 関連記事:「スター・トレック イントゥ・ダークネス」感想
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ピカード先生

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僕の高専時代の話です…

ピカード先生 1

ピカード先生 2

#01: "高専時代の体育教師が"

#02: "スタートレックのピカード艦長そっくりだった"

#03: "そんな先生のお言葉"

"いいか"

#04: "スポーツマンシップというのは相手の弱点を攻めることだ"


※インパクト抜群。






 


カラオケ スター・トレック

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まさか、あの曲まで…!?

カラオケDS9 1

カラオケDS9 2

#01: "まさかのあの曲が配信された"

#02: "(音楽)"

#03: "ディープスペースナイン"

#04: "タイトルコールだけ?"


※ちなみにDS9のタイトル・コールは日本の吹替版独自のもの。



● 関連記事:ついにあの曲が…




 


ついにあの曲が…

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ついに、トレッキー(スター・トレックのファン)待望の…

カラオケTNG 1

カラオケTNG 2

#01: "ついにトレッキー待望のあの曲がカラオケに配信された"

#02: "(音楽)"

#03: "宇宙 そこは最後のフロンティア"

#04: "ナレーション?"


※もちろん冗談です。素直にエンタープライズのテーマを歌いましょう。



● 関連記事:カラオケ スター・トレック




 


ファースト・コンタクトの記憶

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ホームページ・リニューアルの裏にこんなエピソードが…。

ファースト・コンタクトの記憶1

ファースト・コンタクトの記憶2

#01: "ホームページ・リニューアル作業中"

"意外に作業量が多い"

#02: "お腹に異変"

"この感じはまずい"

#03: "ボーグに同化された記憶が蘇る!"

"※胃カメラの本人イメージ"

#04: "抵抗は無意味だ"

"胃カメラ後 顔面蒼白"

#05: "うわぁ!"

#05: "もう絶対胃カメラは嫌だ"

※ピカード艦長なみのトラウマがそこに!






 


キャプテンズ・チェア

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まず荷物をどうするかで試行錯誤。

キャプテンズ・チェア

#01: "実家とアパートを往復 荷物を整理して何をどう置くか考える"

#02: "最初は置く場所がなかった椅子をようやく持ってくる"

#03: "うーん 快適"

#04: "とりあえず 発進!"


※これは5月くらいの話。4コマ目はもちろんスタートレックのテーマ(笑)






 


お散歩ポートス

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スタートレック「エンタープライズ」といえば…。

お散歩ポートス

#01: "エンタープライズといえばアーチャー船長の愛犬ポートス"

#02: "ホロデッキがないのでアーチャーが円盤部をぐるぐる散歩させているのだろう"

#03: "船長に贈り物です"

#04: "こちらをご使用ください"


※転送実験で消えるビーグル犬はこのポートスでないと信じたい(笑)






 


アパートの照明は。

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そして仙台に帰って来た…。

エンタープライズの照明は暗め

#01: "震災で自宅に住めなくなったので家族3人でアパートに移った"

#02: "部屋がせまいので荷物が全然入らない"

"避難所に比べたら問題なし"

#03: "照明は電気スタンドのみ"

#04: "エンタープライズの船内みたいでいいな"


※エンタープライズの照明は暗め。


震災後、アパートの自室にペンダントライトを付けようかと思いましたが、その時は、どこも物不足で手頃な価格のものがなかったのと、そこまで必要性を感じなかったので、結局今も電気スタンドで暮らしています。

海外のホテルなんかをイメージしてもらうと分かりやすいのですが、基本的に日本の照明は明るい。

節電節電というなら、お店なんかも、もっと暗くても大丈夫だと思いますね。

ただ、場所によっては治安の問題もありますし、そんな所は青い光にすると抑止力になるとかじゃなかったかな。

ちなみに、部屋の照明を暗めにすると、寝付きが良くなるそうです。

不眠症の方はお試しあれ。

僕は、現在テレビもないし、22時台には寝ます(笑)






 


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